医学生向け情報誌『Medi-Wing』特集 祝、ノーベル平和賞受賞!~核兵器廃絶のバトンをつないで~

祝、ノーベル平和賞受賞!
〜核兵器廃絶のバトンをつないで〜

全日本民医連が発行している、医学生と医師を目指す高校生向けの情報誌『Medi-Wing』第91号(2025 Spring)の巻頭特集で、長野反核医療者の会メンバーの光武鮎さんが、長崎の被爆者で被団協と被災協の活動をされている横山照子さん、長崎大学の医学生さん、高校生平和大使のみなさんと核廃絶について本音で語り合った記事が掲載されています!

記事の一部をご紹介します。(光武さんの発言部分より抜粋)

声を上げ続けることが自分自身の力に
反核・核廃絶を自分達の生活とつなぐことが大事

アクションを起こすと共感する人たちが集まって会話がはずみます。職場や平和活動を通じて、声を上げ続けることが自分自身の力にもなっているなって思ってやっています。

*********

市民レベルで核兵器廃絶に向けた動きが盛り上がっている一方で、政治の動きとしてはなかなか・・・凄くもどかしさを感じています。今回、被団協がノーベル平和賞を受賞したことは非常に嬉しく思います。これまでIPPNWやICANなどの核廃絶を目指す団体がノーベル平和賞を重ねて取っていく意味を感じつつも、賞をとることが目的でやっているわけではないと強く感じています。ですので、この受賞をどうやって各国の、なんなら地元の議員さんや市民の方々に繋げていくかを考える必要があります。それが被団協や被爆者の方々から受け継いだバトンだなって思います。私たち若い世代が引きついでいくことが大切で、反核・核廃絶を自分達の生活とつなぐってことが大事だと思います。

*********

情勢をみて落ち込むこともありますし、私自身も揺れ動きながら、もう何もできないんじゃないかって思ってしまう時もありますが、やっぱりこうやって被爆者の方々の声が世界に届いたことで、もう一回頑張ろうと思えたりもします。

全文は電子版でお読みください。

■こちらのサイトから電子版をご覧いただけます
全日本民医連 医師臨床研修センター イコリス(aequalis)

↓クリックで電子版のページが開きます

■読者の感想をご紹介します(Medi-Wing 92号「読者の広場」より)

高校生平和大使と原爆被災者の方、医師の対談を読めたのがとても自分にとって勉強になりました。核兵器問題だけでなく、身の回りの「抑圧」を排除するという意識を持とうと思いました。(大学3年生)

 

核禁止条約の会議に日本政府は不参加でしたが、核廃絶と世界平和実現に向け、高校生大使という自分と同世代の人たちが積極的に活動されている様子を知ることが出来、自分も微力ながら何か平和につながる貢献をしてみたいと考えるきっかけになりました。(高校2年生)