第2回定期総会・記念講演を開催しました

2023年4月29日、松本市勤労者福祉センターにて、長野反核医療者の会 第2回定期総会・記念講演を開催しました。Zoomによるオンラインも併用しました。

記念講演は、秋林こずえさん(同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授)をお招きし、「ジェンダーの視点と安全保障・平和運動」と題してご講演いただきました。軍事主義と家父長制の関係についてお話ししていただきました。

核抑止力は力による威嚇を前提としており、意見の違いを力で解決しようとする「暴力的な男らしさ」が背景にある。家父長制を変えなければ戦争をなくすことはできない。フェミニストが構想する「真の安全保障」は、生命が維持され、衣食住、医療などの基本的ニーズが満たされ、人間の尊厳が守られる社会である、と述べられました。


記念講演講師の秋林こずえさん

参加者からは、「ジェンダーの問題が核抑止につながるというのは、目からウロコだった」「核廃絶の運動は人権をまもる運動だと確信できた」「(ジェンダー平等を実現するという)身近なことからも戦争をなくすことができるという指針になった」といった感想が寄せられました。

総会では、事務局メンバーから1年間の活動報告と来期の活動方針「私たちのアクションプラン」の提示、会計報告を行いました。また、ちょうどケニアにて、IPPNW(核戦争防止国際医師会議)世界大会が開催されており、そこに参加していた医学生2人がzoomで現地からの報告を行いました。
後半はグループに分かれてのディスカッションも行い大変充実した総会となりました。当日は会場とオンライン合わせて、記念講演に55人、総会に26人が参加しました。

 
活動報告


私たちのアクションプラン

詳細はこちらをご覧ください(活動方針2023年)