戦争展報告(2)平和の花を咲かせるおはなし会 


平和のための信州 戦争展、3日目は、「平和の種をまく会」とのコラボ企画。
「平和の花を咲かせるおはなし会」を行いました。

まず、種をまく会より、平和、原爆、核兵器をテーマにした絵本の紹介と感想交流。
反核医療者の会より、RECNAの中村桂子さんの講演動画のダイジェストを視聴し感想交流。
最後に、2007年に88歳で亡くなられた被爆者の前座良明さんから、生前に直接、被曝体験を聞き取って手記をまとめられた、種をまく会の小田さんのお話しを聴きました。

生い立ちから、8月6日のあの日、広島でどのような体験をしたのか。家族を亡くし、その後も大変な思いをして、毛布ひとつが全財産、という状態で汽車で松本にたどり着いたこと。

まるで前座良明さんご本人から聞いているかのようでした。一通り話し終えた小田さんが「ああ、なんだか前座さんが私に乗り移ったようだわ」と、つぶやいていたのがとても印象的でした。

前座さんの言葉として紹介された「署名やカンパなんて、意味がない、という人もいるが、そんなことはないんだ。一つひとつに意味があるんだ」という言葉、まさに今、この戦争展の会場でも署名とカンパにみんなで取り組んでいる中で、本当に励まされる言葉でした。また、「今日の聞き手は明日の語り部」という言葉もあらためて心に刻まれました。

一つひとつが心に響く、まさに、平和の花が咲く、おはなし会となりました。

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